ええじゃないかの伝播

【豊橋まつり】
よさこい祭りと同時期に始まった豊橋まつり（現在：ええじゃないか豊橋まつり）は10月第３土曜日、日曜日に街なかを中心に繰り広げられる市民祭りです。子供たちの創作品の展示（造形パラダイス）、豊橋公園でのステージイベント、地元農産物の販売、豊橋駅や街なかの公園や広小路でのダンスイベント（DANCE ZANMAI）、土曜の夜は駅前大通を通行止めにして２万人による総おどり、日曜日の昼間は踊りながら進むTOYOHASHI BIG PARADEなど、市民や近隣の観客や参加で賑わっています。
【ええじゃないか】
2004年、豊橋商工会議所青年部が提唱した幕末の社会現象「ええじゃないか」を現代版に具現化しシティープロモーションに発展させようと始動しました。ええじゃないかの要素は、非日常感の白塗り、お祭り騒ぎの踊り、振る舞いなど現実味のあるものへ進化し、正式に豊橋のシティープロモーションとなり、豊橋まつりのネーミングも「ええじゃないか豊橋まつり」となりました。
【よさこい祭りとの関わり】
ええじゃないかの要素である「踊り」ですでに日本中に広がりを見せていた「よさこい」を辿り、大人数で踊るさまは、まさにええじゃないかであり、ぜひ豊橋まつりにエッセンスを取り入れよう！となりました。幕末の民衆の衣装、白塗り（お祭り顔）、大音量を出せる地方車、市民に親しまれている楽曲を融合させた「ええじゃないかパレカ（パレードカーニバル）」が完成しました。また、ダンスコンテストにおいては、よさこいに倣ってフリーエントリー「EXタイム」も導入されました。
【ええじゃないかの伝播】
幕末のええじゃないか騒動は三河国吉田宿（現豊橋市）の牟呂に始まり全国へ伝播し、後の明治維新へ導くキッカケでもありました。コロナによって世の中が暗くなり、そんな閉塞感を打ち破るべく、全国から観光客・踊り子の集まる土佐高知で「ええじゃないか豊橋」を伝播しようと思い立ちました。

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